はじめまして、「こころの健康を考える世田谷区民会議」の広報担当の霜丘まつげです。
ブログでは、区民会議での取り組みや、
世田谷区のウェルビーイングな活動の様子をお伝えしていきます。
11月某日、「わんの会」に取材にお邪魔してきました!
突然の取材の申し込みにも、
子どもを二人連れての参加にも、
とても快く、バリアフリーで受け入れてもらえました。
この日は開催が第7回ということで、 テーマを決めてのワークショップ形式でした。
テーマは「自立」。
障がい当事者の方、家族の方、支援者の方のそれぞれの、自立についての気持ちをお聞きするところからスタート。
わたし自身は産業心理職でもあって、
「自立」という言葉をわりと気軽に使っていたんだなあとその時に気づきました。
それだけ、人によっていろいろな意味がある言葉でした。
ファシリテーターは田原総一郎さん!!
ホワイトボードには、
広辞苑でいう「自立」の定義の他に、
いろいろな方の「自立」の意味が貼られています。
「依存先をたくさん持つこと 50代女性」
「困った時にSOSを出せること 30代訪問介護スタッフ」
「施設に行かないって言わないこと 80代母」
当事者の方、支援者の方、家族の方。
うちの小学生にわかるようにお話ししてくださいました。
Cafeゆうじ屋さんより、シフォンケーキと軽食!
おしゃれで美味しかったです。
後半はグループに分かれてディスカッション。
わたしがいたテーブルでは、暮らしやすい地域について。
管理人のお一人、田坂さんにインタビューさせていただきました。
Q
わんの会についてと、今後の方向性を教えてください。
A
わんの会は、
障がい福祉に携わる人通しで横の繋がりを作りたい。
職場では話しにくいことを職場以外の福祉従事者と語り合いたい。
そんな想いで知り合いに声をかけて、三軒茶屋の『くいもの屋 わん』という居酒屋で飲み会をしたことがきっかけでできた会です。
最近の方向性は 『わんカフェ』というワークショップを通して
障がい福祉に携わる人同士で設定したテーマについて対話をすること
『わん飲み』という飲み会を通して、
地域で生活している障がいがある人もない人も交流し互いを知り合うこと
の2本柱になってます。
今後はみんなで障がい福祉関連の施設などを見学に行く『わんツアー』やバーベキューなども企画したいと思っています。
Q
田坂さんにとってわんの会はどんな場所ですか?
A
田坂にとってわんの会は、気付きという学びがあって、リフレッシュもできる場です。
たくさんの方と対話をすると、たくさんの気付きがあります。
『こんな考え方もあったのか、新しいな。』
『自分ってこんなこと考えてたんだ、意外』
とか。
そして、普段なかなか話せないことを話せてリフレッシュもできます。どんな会になるかなぁ人が集まるかなぁとかたくさん緊張もしてますが(笑)
Q
ウェルビーイングなまちをめざす、という世田谷宣言をきいてどんなお気持ちになりますか?
A
介護職の中には待遇や仕事量を理由に現場を去っていく方もいますが、
職場での人間関係に悩んで辞めてしまう方も多くいます。
世田谷で取り組むことが、介護職にも世間一般にも浸透して、
人間関係に悩んだときに前向きになれるきっかけになればいいなと思います。
田坂さんを盗み撮り。。
こちらの会に参加してみて、
お互いにバリアがなく特別扱いもなく、
でありながらあたたかい助け合いや、気持ちだけでなく行動や言葉の一つ一つで尊重し合うという空間の体験、が思いがけなくできたこと、
あとからじんわりと優しさを感じたことが、わたしにはとても新鮮でした。
たまたま預け先の確保ができず
連れていったうちの子たちにとっても、
この自然な形のふれあいって大事だったなあと思いました。。
わんの会のみなさん、ありがとうございました!
ご興味を持たれた方はぜひつながってくださいね。
Facebookグループ 「わんの会」
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